古本市へ。

chinkido2008-03-15

阪急六甲の「神戸学生青年センター」恒例の古本市の初日。一般人からタダで送ってもらった古本を売り、その収益を学生の奨学金にあてる。文庫・新書とマンガ・児童書・絵本がどれでも100円、このほかの単行本や写真集・画集がどれでも300円。
9時オープン。9時にいかないとマシな本がとれないと分かっているが、業者が客に混じって必死の図は思いっきり情けないので、9時には参上せず、10時に出勤(?)したら見事にナーンもなかった。絵本と画集の棚はスッカラカンのガーラガラ、ゴミ本だけが残り、小説と社会科学の棚もナンチャッテ専門書が占拠し、ブックオフの100円コーナーにも劣る、古本お化け屋敷の如し(ナンノコッチャ)。
単行本を10冊抱えた活字中毒のK氏がいたので、ドナイナットンノヤと訊くと、「9時5分で勝負が決まりました。開店したとたんアッという間にみんな(10人くらい)本をガバッと脇に抱えて・・・」という。いやー、参りました。
【それから一週間後の追記】 神戸学生青年センターでの古本市のその後の本棚の変化を見に行った。そこで職員二人が話しているのを聞いて知ったのだが、うちの近所の古本屋がボランティアという名目で開催前に入ってコマシな絵本や小説や文庫を抜いたらしい。
2年前にも大阪の古本屋がボランティアと称し本を選別するかたわらイイ本を抜いていたのは知っているが、今回の神戸の古本屋もこれと同種だろう。
 開催初日一番にきて社会科学関係の本を大量に仕入れ、段ボール箱に詰めていた古本屋がいたが、この人はちゃんと開催日に参上しており、タダで集まった本を開催前に抜くなどしていない。とマァ、タダで集まった本を業者がボランティアで参加して開催前に抜くなどどこにでもある話だし、ズルしようとしまいと売上金が学生の奨学金になるのだからどーでもいいのだが、ちょろちょろ足を運んで文庫本数冊買ってるオイラ、ちょい情けないやおまへんか。
「ほなら、ちんき堂さんもボランティアしはったらよろしい」とロードス書房の大安さんにいわれた。そうゆーことをいってない。
お喋りはしないというのがこの「ちんき堂ニュース」だが、ケッタクソワルイから遂にお喋りしましたわ。